話題のOSMO POCKETを買いました。
巷間よく挙げられている欠点として「画角の狭さ」があるように見受けられます。このことについて検討してみます。

この画角の狭さなのですが何に比べて「狭い」のかというと、要するにGoProに比べて狭いということなのかと思います。
OSMO POCKETは画角80度(35mmフィルムカメラ換算で26mm)、GoProは最大118.2度(同換算で16mm)とのことですのでたしかにGoProと比較した場合画角が狭いといえるでしょう。
しかしGoProの最大広角モードというのは歪曲が強く、アクションカメラとしてはアリなのかもしれませんが通常の動画撮影においては極端なセッティングに感じます。

私たちがいちばん慣れ親しんでいる動画撮影環境といえばやはりスマートフォンの動画モードではないでしょうか。
では、例えばiPhoneとOSMO POCKETを比べた場合どうでしょうか?
iPhoneの背面カメラの動画の場合での画角が約61度(同換算で38mm)です。
画角が狭い方から順に

iPhone 61度 < OSMO POCKET 80度 < GoPro 118.2度

の順になります。
先述の通りGoProよりは確かに「狭い」ですが、iPhoneよりは「広い」ということになります。
私はGoProは持っておりませんので普段使っているiPhoneの感じからすると「結構広角だな」と感じました。

繰り返しますがOSMO POCKETについて、画角の狭さを言う向きもあります。しかしそれが正当な意見といえるかどうかは疑問に感じます。
結論としては

OSMO POCKETの画角はむしろ広い

としてこの論評を終わりたいと思います。

資料としてOSMO POCKETとiPhoneのそれぞれの動画から切り出した画像をつけておきます。
※上記に挙げたFOV(画角)は水平の値です。
※蛇足ながら静止画の場合でも数字上はiPhoneよりOSMO POCKETの方が少し広角のようです。
※撮影に使用したのはiPhone 6s。
※iPhoneの画角は調査による35mmフィルムカメラ換算焦点距離は調査による。参考資料 — SOSHILOG https://ameblo.jp/sosh/entry-11931982109.html