前回ブログにて報告させていただきました通りバンコクでは失敗に終わった海外でのビットコインから現金への両替ですが、今回はフィリピン、マニラにて再び挑戦してきました。

ATM探しに使うツールはCoinatmRadarというスマホアプリです。
iOSCoinATMRadar
AndoroidCoinATMRadar

CoinatmRadarで見るところによるとマカティのブルゴスにATMにあります。ATMが郊外にあったバンコクとはちがってこちらマニラでは街のど真ん中といっても過言ではない場所にあります。外国人が集まる歓楽街のまん真ん中といってもいいでしょう。
私個人としても馴染みのある場所です。余談ですがこの近くにあるRINGSIDEという店が大好きなんです。



マカティならアクセスも良いので早速訪問してみました。設置してあるビルもSUNETTE TOWER(ホテル)というしっかりとしたところでした。写真にもあるようにBitcoin ATMとのサインも出ています。
意気揚々とビルに入っていくと受付の方も慣れた風で「ビットコイン?」みたいな感じで声をかけてくださいます。しかし、しかししかしその時はなんと雨漏りでコンセントが濡れたからとかなんとかで機械に電源が入っていません……オーノー。食い下がって「電源入れてくれよ」とお願いしてみるも、なんでも本体ではなくインターネットアクセス用のルーターが濡れてしまってダメになってしまったとか。壊れたルーターをわざわざ出してきて見せてくださいました。たしかにインターネットがダメになるとどうしようもないのがBitcoinの弱みではあります。
いつ直るのか?と訊くと、夕方にはとか明日にはとか。今ひとつはっきりしないのでこの時は帰りました。


3日ほど後で再びチャレンジしてみました。この時は無事ATMも動いていました!液晶の画面ではウォレットの作り方、Bitcoinの買い方、Bitcoinの売り方のインストラクションが表示されています。


画面をタッチすると「Buy Bitcoins」「Withdraw Cash」「Redeem」というボタンが並んでいます。

今回私の場合は現金引き出したいので「Withdraw Cash」のボタンを押して手順を進めます。そう難しいわけではないのですが、手順はそれなりにあります。携帯電話を持っていることが必須となります。


まず最初に携帯電話の番号を画面に記入し、SMSでコードナンバーを受け取る必要があります。そのナンバーを画面に打ち込み……


次に金額を選びます。私は10,000フィリピンペソを選択しました。


自分のウォレットで画面に出てきたQRコードを読み込み、Bitcoinを送信します。

ここで現金が出てくればよいのですが、Bitcoinの移動にはトランザクションの終了にちょっと時間がかかりますので待ち時間が発生します。一旦レシートが出てきてREDEMPTION CODEが発行されます。


10分程度時間を置いてまたATMの手続きを再開。こんどは「Redeem」のボタンを押して手順を進めます。また電話番号を打ち込み、SMSでコードナンバーを受け取って画面に電話番号を打ち込み……

REDEMPTION CODEを打ち込むと……


お金が出てきました〜。遂にやりました〜。


現金でのレートと比べても全く遜色ないような気がしますがどうなんでしょうか。円、フィリピンペソ、Bitcoinの三つの通貨の為替が絡んでいるのでパッとはわかりにくかったですが、計算すると全然悪くもないのかなという気がしました。
とりあえず現時点ではATMを使うメリットは現金を持っていく必要がないという事、昨今の値上がりからくる心の余裕、みたいな感じでしょうか。ともあれこの感じであればフィリピンへの送金なんかでも便利なのかなという気もします。
とにかくマニラのATMはちゃんと管理されていて安心して使うことができると思います。ネット事情が悪いフィリピンではありますが、BitcoinのATMを使うに際してのwifiもちゃんと用意されていてSUNETTE TOWERのフロントでパスワードも教えてもらえます。

以上マニラのBitcoin ATM事情の報告でした。